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  1980年代
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1980  1 ◎「レ・レアリスム:1919-1939」(ポンピドゥー・センター、パリ)。
 5 「形而上派:20年代(La metafisica : Gli anni venti)」(ボローニャ市立近代美術館)。
 6 第39回ヴェネツィア・ビエンナーレ。テーマ「1968-80年における芸術家の実験と作品」。ジャルディーニ外でオリーヴァとハラルド・ゼーマン企画による「アぺルト80」開催。クッキ、キア、クレメンテ、パラディーノ、デ・マリア、シュナーベル、ボロフスキーなど41作家が展示。この年から国際建築展も開催。
 8.6 マリーニ死去(ヴィアレッジョ)。
 8 ◆ボローニャ中央駅爆破テロ事件。
 11 ◆南イタリア大地震。
 ― オリーヴァ『イタリアのトランスアヴァングァルディア』刊行。
◆ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』刊行。

 10 「モランディ展」(彌生画廊、東京)。

1981  1 ◎「ア・ニュー・スピリット・イン・ペインティング」(ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ、ロンドン)。ノーマン・ローゼンタール、クリストス・M・ ヨアヒミデス、ニコラス・セロタ企画。
 6 「イタリアのアイデンティティ:1959年以降のイタリア美術」(ポンピドゥ・センター)。アルテ・ポーヴェラを体系的に紹介。
 9 ジョルジョ・モランディ展(サンフランシスコ近代美術館ほか)。アメリカを巡回する大規模な回顧展。+[引用を読む]

1982  1 「30年代・文化と芸術」(ミラノ)。「政治と芸術」「芸術とプロパガンダ」「ノヴェチェント」「反ノヴェチェント」「未来派」「抽象」など19のテーマで30年代を考察
 4 「アヴァングァルディア/トランスアヴァングァルディア 68-77(Avanguardia/Transavanguardia 68-77)」(Mura Aureliane、ローマ)。オリーヴァ企画。クッキ、キア、クレメンテ、パラディーノ、デ・マリア、キーファー、A・R・ペンク、シュナーベル、サーレ、ボロフスキーを紹介。オリーヴァの同年のテキスト。+[引用を読む]
◎「イタリアン・アート・ナウ(Italian Art Now)」(ソロモン・R・グッゲンハイム美術館、ニューヨーク)。
 6 第40回ヴェネツィア・ビエンナーレ。テーマ「美術としての美術:制作の持続性」。
◎第7回ドクメンタ。企画展「アヴァングァルディア/トランスアヴァングァルディア」などを開催。
 10 ◎「ツァイトガイスト」(マルティン・グロピウス・バウ、ベルリン)。

 7 「イタリア美術の一世紀展:1880-1980」(和歌山県立近代美術館ほか)。
 9 「デ・キリコ展 : 孤独と神秘の無言劇」(西武美術館、千葉ほか)。デ・キリコの妻、イザベラ・デ・キリコが選んだ「形而上絵画」16点、「古典的写実絵画」44点、彫刻5点を展示。

1983  11 「ピエロ・マンゾーニ展」(鎌倉画廊、東京)。「アクローム」シリーズを中心に展示。カタログ序文に中原佑介が寄稿。

1984  6 第41回ヴェネツィア・ビエンナーレ。テーマ「美術と諸芸術、その現在と歴史」。
 12 カステッロ・ディ・リヴォリ現代美術館開館(トリノ)。イタリアで初めて現代美術を専門に展示。アルテ・ポーヴェラをはじめ、60年代以降のコレクションを持つ。

 3 「フォンタナ展 : 空間の詩学」(西武百貨店コンテンポラリー・アート・ギャラリー、東京)。
 7 「フランチェスコ・クレメンテ展」(アキライケダギャラリー、東京)。新作11点を展示。

1985  7 「80年代展(Anniottanta)」(ボローニャ)。
 ― 震災被害を受けたシチリア西部ジベッリーナのために、ブッリが約12ヘクタールの敷地に《亀裂》を制作(~1989年7月中断)。

 6 「ルチオ・フォンタナ展」(ギャラリー・アート・ポイント、東京)。油彩16点、オブジェ・デッサン7点を展示。
 7 「モディリアーニ展」(東京国立近代美術館ほか)。
 11 「ブルーノ・ムナーリ展」(こどもの城、東京)。来日したムナーリはシンポジウムで講演、子どものためのワークショップも公開。

1986  4 ◇チェルノブイリ原発事故。
 5 「フトゥリズモ&フトゥリズミ(Futurismo&Futurismi)」(パラッツォ・グラッシ、ヴェネツィア)。ポントゥス・フルテン企画。未来派の大回顧展。イタリア未来派と同時代の他国の前衛美術運動を展望。「未来派の夕べ」再演などイベントも開催。
 6.22 メロッティ死去(ミラノ)。
 6 第11回ローマ・クァドリエンナーレ(EUR - パラッツォ・デイ・コングレッシ)。
第42回ヴェネツィア・ビエンナーレ。テーマ「芸術と科学」。賞制度を再導入。

 4 「フォンタナ展」(富山県立近代美術館ほか)。初期から晩年までの約100点を紹介。
 9 「イタリアン トランスアヴァンギャルド」(西武百貨店池袋店6階 ザ・コンテンポラリー・アートギャラリー)。キア、クッキ、クレメンテ、パラディーノ、デ・マリアが展示。全16点。
「イタリアの視覚」(西武百貨店つかしん店美術画廊ほか)。岡田隆彦監修。デ・キリコ、モランディ、フォンタナ、キア、クレメンテ、クッキ、マンズー、マリーニなど約25点展示。
 12 「イタリア未来派 : 現代社会への激しい宣言」(西武百貨店池袋店6階 ザ・コンテンポラリー・アートギャラリー)。

1987  1.18 グットゥーゾ死去(ローマ)。
 6 ◎第8回ドクメンタ。
 12.4 ファッツィーニ死去(ローマ)。

 1 「サンドロ・キア展(Sandro Chia : Five Poem for Five Workson Paper and One Sculpture)」(アキライケダギャラリー、東京)。1986年制作の6点を展示。
 6 「ミンモ・パラディーノ展」(フジテレビギャラリー/佐賀町エキジビット・スペース、東京)。2会場で開催。丹生谷貴志がカタログに寄稿。
 9 「カポグロッシ展」(鎌倉画廊)。1945年以降のガッシュ、油彩、レリーフなど約10点を展示。カタログ序文に東野芳明が寄稿。
 12 「ヤニス・クネリス展」(アキライケダギャラリー、名古屋)。60~80年代の作品11点を展示。
 ― ICA,Nagoya設立(名古屋)。私立のアートセンター。6月に「ヤニス・クネリス展」、10月に「ジュリオ・パオリーニ展」。
児玉画廊開廊(大阪)。日本、ドイツ、イタリアの現代美術を紹介。88年頃からイタリア現代美術の展覧会を積極的に開催。この年の6月に「エンリコ・カステッラーニ展」。

1988  1 ターノ・フェスタ死去(ローマ)。
 6 第43回ヴェネツィア・ビエンナーレ。金獅子賞=ジャスパー・ジョーンズ(個人)、イタリア館(国家)。イタリア館で「アンビエンテ・イタリア」「イタリア芸術の現況展」。
 ― ◆ジュゼッペ・トルナトーレ監督「ニュー・シネマ・パラダイス」公開。

 4 「マリオ・メルツ展」(ICA,Nagoya)。来日したメルツが1カ月の滞在で現地制作。
 6 「エンリコ・カステッラーニ展」(児玉画廊、大阪)。
「20世紀イタリア具象彫刻展 : イタリアからのメッセージ 創造のダイナミズム」(岐阜県美術館ほか)。ロッソ、ボッチョーニ、マルティーニ、マリーニ、マンズー、ファッツィーニ、クロチェッティ、ヴァンジ、チェーロリなどを展示。
 7 「ピエロ・マンゾーニ : 無限空間の哲学」(ザ・コンテンポラリー・アートギャラリー)。
 10 「フォンターナと空間主義」(児玉画廊)。
 11 ふくやま美術館開館(広島)。新潟の大光コレクションから引き継いだものを中心に、イタリアの近現代美術を数多く所蔵。

1989  4.30 「イタリア美術 1900-1945(Arte Italiana 1900-1945)」(パラッツォ・グラッシ)。ポントゥス・フルテン企画。
 5 ◎「大地の魔術師たち」(ポンピドゥー・センター、パリ)。
 6 ◇天安門事件(北京)。
 11 ◇ベルリンの壁崩壊、東西ドイツ統一。

 2 「メダルド・ロッソ展」(鎌倉画廊)。展覧会にあわせてシンポジウム「メダルド・ロッソをめぐって」開催。パネラーは上村清雄、黒川弘毅、中原佑介、堀内正和、松浦寿夫、司会は峯村敏明。+[ノートを読む]
 5 「イタリアン・ネオ・モダン : '80年代のアート&デザイン」(ふくやま美術館ほか)。ソットサス、倉俣史朗、クッキ、キア、クレメンテ、パラディーノ、ニコラ・デ・マリアなどを展示。
「アルベルト・ブッリ展」(児玉画廊)。
 10 「デ・キリコ展」(小田急グランドギャラリー、新宿ほか)。
 11 「モランディ展」(神奈川県立近代美術館ほか)。日本初の大規模な回顧展。
「マッシモ・カンピーリ展」(イタリア・フォルニ画廊東京店)。16点展示。
 ― ウンベルト・マストロヤンニが第1回高松宮殿下記念世界文化賞の彫刻部門受賞。

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