1970 | 4.17 | ドメニコ・ニョーリ死去(NY)。 |
5.31 | 「視覚化された思考のプロセス(Processi di pensiero visualizzati: Junge italienische Avantgarde)」(Kunstmuseum Luzern)。イタリア国外で初の本格的なアルテ・ポーヴェラ展。 |
6 | 第35回ヴェネツィア・ビエンナーレ。賞制度を廃止。 |
「コンセプチュアル・アート、アルテ・ポーヴェラ、ランド・アート(Conceptual Art, Arte Povera, Land Art)」(トリノ市立近代美術館)。チェラント企画。ルーシー・リッパード協力。 |
7 | ◎「インフォメーション」(ニューヨーク近代美術館)。 |
― | この頃から、マリオ・メルツがフィボナッチ級数をとりいれた作品を制作。 |
5 | 第10回日本国際美術展「人間と物質」(東京都美術館ほか)。イタリア人作家では、ファブロ、クネリス、マリオ・メルツ、ペノーネ、ゾリオが展示。 |
1971 | 5.6 | 阿部展也死去(ローマ)。享年58歳。 |
5.31 | カンピッリ死去(サントロッペ)。 |
5 | 「アルテ・ポーヴェラ : イタリアの13人の美術家(Arte Povera : 13 Italienische K¨unstler)」(ミュンヘン美術協会)。 |
― | ◆ルキーノ・ヴィスコンティ監督「ベニスに死す」公開。 |
1972 | 6.12 | 「Music and Dance in USA 1972」(アッティコ画廊)。スティーヴ・ライヒ、トリシャ・ブラウンらがパフォーマンス。 |
6 | 第36回ヴェネツィア・ビエンナーレ。この回から統一テーマを設定。初となるテーマは「作品か行為か」。中央館で「現代のイタリア彫刻」。コンサグラ、フォンタナ、メロッティ、パスカーリ、マストロヤンニらが展示。 |
◎第5回ドクメンタ。アンセルモ、ボエッティ、カゾラーティ、ファブロ、クネリス、マリオ・メルツ、パオリーニ、ペノーネらが展示。 |
11.16 | 第10回ローマ・クァドリエンナーレ。 |
― | ボエッティ、「地図(Mappa)」シリーズを初めて展示。 |
4 | 「イタリア現代美術展」(伊勢丹、東京)。具象絵画・彫刻約130点を紹介。 |
「現代イタリア彫刻の全貌展」(東武百貨店ほか)。近代彫刻の祖であるロッソから未来派、デ・キリコ、モジリアーニ、戦後彫刻まで、約140点を紹介。 |
「現代彫刻の最高峰 : エミリオ・グレコ名作展」(京王百貨店、東京ほか)。彫刻約50点、メダル22点、素描、銅版画、石版画などを展示。 |
5 | 「近代イタリア美術の巨匠たち : ジャンニ・マッティオーリ・コレクションより」(東京国立近代美術館ほか)。未来派、形而上絵画、モジリアーニ、モランディなど約100点を紹介。 |
1973 | 4.8 | ◎ピカソ死去。 |
5 | 「ジョルジョ・モランディ : 1890-1964」(ローマ国立近代美術館)。 |
9 | 第15回ミラノ・トリエンナーレ。 |
― | この年、フランチェスコ・クレメンテがインドを訪問。 |
10 | 「よみがえるロマネスク : マッシモ・カンピリ展」(東京セントラル美術館)。油彩50点とリトグラフ、エッチングを展示。カタログに岡本太郎が寄稿。+[引用を読む] |
11 | 「デ・キリコ展 : デ・キリコによる」(神奈川県立近代美術館ほか)。1971年にNYで開催された展覧会と同じタイトルの日本展。デ・キリコ自身による選定で、《不安な美神たち》(1925)をはじめ160点を展示。 |
「ジャコモ・マンズー展」(東京国立近代美術館)。初期から近作までを集めた回顧展。 |
1974 | ― | この年はヴェネツィア・ビエンナーレが中止となる。 |
5 | 「現代イタリア彫刻展」(西武渋谷店)。マルティーニ、マンズー、マリーニ、グレコ、ファッツィーニなど具象系の彫刻家10数名を紹介。 |
― | ジョルジョ・デ・マルキスがイタリア文化会館館長に就任(~1978年、1982~1992年)。 |
彫刻の森美術館にマンズーの彫刻を集めた「マンズールーム」開室。 |
1975 | 1.4 | カルロ・レーヴィ死去(ローマ)。 |
― | ◆ピエル・パオロ・パゾリーニ、殺害される(オスティア)。 |
◆ダリオ・アルジェント監督「サスペリア2」公開。 |
◆アントニオ・タブッキ『イタリア広場』刊行。 |
◇ベトナム戦争終結。 |
7 | 「現代イタリア版画の50年」(彫刻の森美術館、神奈川)。第二次世界大戦後から約50年のあいだに活躍したイタリア人作家22名の版画を紹介。モランディ、バルトリーニ、マッカーリ、ムナーリ、グェッリーニ、マンゾーニなど。 |
1976 | 6 | ピストレット回顧展(パラッツォ・グラッシ)。 |
7.18 | 第37回ヴェネツィア・ビエンナーレ。中央館で「環境/芸術 1915-1976」。ジャルディーニ以外での企画展「ファシズム期の合理主義とイタリア建築」。 |
― | デザイナー集団「スタジオ・アルキミア」結成。 |
コレクターのエミリオ&マリア・イエージ夫妻が50点の20世紀美術コレクションをブレラ絵画館に寄贈。 |
◆ベルナルド・ベルトルッチ監督「1900年」公開。 |
11 | 「七人のイタリア作家と七人の日本作家 : 新しい認識への方法・美術の今日展」(イタリア文化会館、東京)。イタリア人作家と日本人作家を2期に分けて展示。カステラーニ、キアーリ、イノチェンテ、ロンバルド、モケッティ、パオリーニ、ヴァッカーリ、藤原和通、池田龍雄、小本章、松沢宥、長澤英俊、菅木志雄、高松次郎。カステラーニは「展覧会の劇場」で発表された《時の壁》を展示。 |
1977 | 6 | エンツォ・クッキ個展「家の肖像」(インコントリ・インテルナッツィオナーレ・ダルテ、ローマ)。 |
◎第6回ドクメンタ。 |
― | この年、クレメンテがマドラスに移住(~79年)。 |
◎第1回ミュンスター彫刻プロジェクト。 |
◆RAI(国営テレビ放送)がカラー放映を開始。 |
6 | 「エンリコ・カステラーニ展」(自由が丘画廊、東京)。水彩5点と版画14点を展示。 |
10 | 「フォンタネージ、ラグーザと明治前期の美術」(東京国立近代美術館)。約90点のフォンタネージ作品をはじめ、彼に指導を受けた工部美術学校の生徒(浅井忠、小山正太郎、松岡寿ら)、明治前期の洋画、ラグーザとその門下生の作品など、あわせて約250点を紹介。 |
1978 | 6.1 | 「日常の形而上学(Metafisica del quotidiana)」(ボローニャ市立近代美術館)。 |
7.20 | 第38回ヴェネツィア・ビエンナーレ。テーマ「自然から芸術へ、芸術から自然へ」。 |
11.20 | デ・キリコ死去(ローマ)。 |
4 | 「マリノ・マリーニ展」(東京国立近代美術館ほか)。彫刻、絵画、素描など138点を展示。+[ノートを読む] |
6 | 「セガンチーニ展 : アルプスの牧歌と幻想」(小田急グランドギャラリー、東京ほか)。生誕120年記念。油彩、素描、版画を約100点展示。 |
1979 | 11 | 「部屋(Le stanze)」(カステッロ・コロンナ、ジェンツァーノ)。オリーヴァ企画。アルテ・ポーヴェラ系の作家12人と、クッキ、サンドロ・キア、クレメンテ、ニコラ・デ・マリア、ミンモ・パラディーノらが展示。 |
― | オリーヴァが「イタリアのトランスアヴァングァルディア」を『フラッシュ・アート』10・11月号に寄稿。クッキ、キア、クレメンテ、パラディーノをトランスアヴァングァルディアの代表作家として紹介。翌年、書籍として刊行。 |
◆ルチオ・フルチ監督「サンゲリア」公開。 |
◇イラン革命。 |
4 | 「イタリア印象派展 : 近代絵画のあけぼの」(伊勢丹、東京)。日本初のマッキアイオーリ派の紹介。 |
10 | 「近代イタリア美術と日本 : 作家の交流をめぐって」(国立国際美術館、大阪)。「戦後の交流」「未来派などの影響」「工部美術学校の創設」の3部構成。フォンタナ、マンゾーニ、デ・キリコ、フォンタネージ、阿部展也、長沢英俊、絹谷幸司、関根信夫、柳瀬正夢、東郷青児など、イタリア人作家38人、日本人作家28人、作品約120点を紹介。 |